第101回京都記念(GU)
2月23日(土)京都11R
馬連900円
1着Iアドマイヤオーラ(1番人気)
2着Mアドマイヤフジ(4番人気)
3着Gシルクフェイマス(11番人気)
出走メンバーが豪華な事で話題を呼んでいた当レース。当然ながらウオッカ人気は熱を帯びた。専門誌のみならず一般のスポーツ紙でもウオッカ絶賛のテロップが、写真とともにデカデカと一面を飾ったのをご覧になった方も多いのではないだろうか。しかし、業界内ではウオッカのヤラズは早くからの周知事項。世間一般の期待とはどこ吹く風で、本気でウオッカの馬券を買いこんだ関係者はおそらく一人もいなかったのではなかろうか。というのもこの馬の目下最大の目標はドバイ。当然、京都記念もドバイへの叩きに徹する姿勢であり、メイチとは程遠かったのが実情である。関係者からすれば、この姿勢は調教プランとしては至極妥当なもの。ウオッカの「心ここにあらず」状態に疑念を抱く者などいようはずもなかった。ここで唯一顔をしかめたのはJ○A。好メンツが集ったココは集客効果抜群、主催者としてはファンの期待をあっさり裏切る結果だけは避けたいと願ったのも仕方のない事だろう。結果、負けたときの言い訳が利くようにと、大外枠に押し込む苦肉の策に出た。これは昨年の有馬記念の教訓だったとも言えよう。実績馬筆頭株がこんな状態の中、我々が早くから目をつけていたのが攻勢を強めるアドマイヤ軍団だった。人気、実力ともにアドマイヤオーラのほうが上ではあったが、関西のトラックマンが「もともと体質が強い馬ではないから、2度使ったことで細くなってきた」と語ったように、本調子とは言えかった。よって本命はもう一頭のアドマイヤフジ。前出のトラックマンが「今の充実ぶりは目を見張るほど」と絶賛するほどのデキで、目下絶好調期にあったのだ。ご存じのように今年のアドマイヤ軍団の勢いは、馬主も含め尋常ではない。ウオッカ不在のここはアドマイヤフジの台頭に疑念の余地は皆無であった。結果としては実力の上積みとでも言うべきか、押さえのアドマイヤオーラが猛烈な追い込みで頭を取ってしまったが、本命アドマイヤフジも2着と、予定通りの好走を果たした。馬券的には高額とは呼べずも、競馬ロマンに期待するファンと、内部事情優先に徹する競馬業界との温度差がクッキリ。非常に分かりやすい形で眼に見えた、非常に印象的なレースであったと言えよう。